松本市美術館『鹿児島市立美術館 名品展』

Posted on Posted in NEWS

木々の葉が色づき始めた今日この頃。やはり鹿児島の秋は短く、いきなりの朝晩の冷え込みに厚い衣服が心地よく感じますね。
澄んだ夜空の黒を凛と照らす月に魅入っては肌寒さに我を覚える。そんな風流な秋のひと時もまだあと少し味わえそうです。

.

秋といえば「食欲の秋」、「芸術の秋」、「行楽の秋」、、。これから厳しい冬を迎える前だからでしょうか、秋は色んなことを楽しもうという意欲的な勢いに溢れていますね!
皆様はどのような秋のお楽しみをお考えでしょうか。

.

.

長野県 松本市美術館
『鹿児島市立美術館 名品展』
2022.10.8(土)~2022.11.27(日)
企画展示室

.

.

長野県にある松本市美術館と鹿児島市立美術館が文化・観光交流協定を結び10年を迎えた記念として、鹿児島市立美術館所蔵の名品たちをご紹介する企画展が松本市美術館にて開催されております。

なんと今回、鹿児島にちなんだ品として貴茶もご縁をいただきました。
当店人気のレモングラス煎茶や知覧産和紅茶、知覧の茶葉で作ったプーアル茶(貴糀茶)を館内ミュージアムショップにて購入いただけます。

.

.

.

長野県松本市は、国宝である松本城や戦災を逃れたことから歴史的建造物が多く残る場所でもあります。
長野県でいえば、日本第3位の高さを誇る穂高岳、耳にしたことのある槍ヶ岳。そしてその槍ヶ岳の横にある鋭鋒は小槍岳。
この小槍岳は、童謡のアルプス一万尺に出てくる「小槍の上でアルペン踊り」のあの場所なんですって!
写真で確認しましたが、とてもじゃないけど足がすくんでそこでは踊れなそうな尖りの頂きですが、踊りたくなるような絶景ではありました。

.

.

鹿児島市民だと、子供の頃の課外学習などで訪れたことのある鹿児島市立美術館。
郷土ゆかりの作家である黒田清輝、藤島武二、和田英作をはじめとする日本の近代洋画の発展に貢献した画家たちや、版画の橋口五葉、彫刻の新納忠之介、工芸の宮之原謙などの優れた作家たちの作品から、世界の巨匠と呼ばれる西洋美術の作家たちの作品まで数多く所蔵しているそうです。
睡蓮画で有名なモネ、マチス、そして近代彫刻の礎を築いたあまりにも有名な彫刻家ロダン。そう、あの「考える人」の像を作ったのがロダンです。
鹿児島市立美術館玄関正面に悠然と立つ彫刻は、六人の群像からなる「カレーの市民記念像」。1888年に完成したロダンの代表作の一つであり、本蔵はその中心人物の一人なんだとか。
そんな像が鹿児島の地にあるなんて!どんな経緯で鹿児島の地に来ることになったのだろうなどと色々興味が湧いてきます!
この「カレーの市民記念像」が製作されるに至った歴史や、その後のオリジナルの鋳型から作られるエディションの展示など色々辿りながらの鑑賞はまた深みが違うなぁと思いました。

.
松本市美術館にご縁を頂いたのをきっかけに、さっそく地元の美術館に観に行きたくなりました!

.

.

長野県の皆様も、鹿児島県の皆様もぜひこの機会に「芸術の秋」を楽しむべく美術館へ足をお運びください。

そして貴茶のお茶でさらなる彩り豊かな秋をお過ごし頂ければ幸いです。
.
.
松本市美術館『鹿児島市立美術館 名品展』
.
.