昭和レトロな世界
9月29日(木)~10月4日(火)
10時~19時 最終日は18時閉場
松坂屋上野店 6階催事場
秋分、秋のお彼岸を迎え、日が暮れるのもだいぶ早くなって来ましたね。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、残暑の日差しも落ち着いて朝晩の過ごしやすさに爽やかな秋の訪れを感じるこの頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
暦は第四十六候【雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)】を迎え、夏に大暴れした雷さまもしばしのお休み。
次の候は【蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)】となり、夏が終わり、秋の気配を感じ始めた虫たちは寒さの到来に備えて冬ごもりの支度に入ります。
着々と深まる秋。
季節の変わり目には長雨がつきもののようですが、夏終わりからしばらく降り続ける秋の長雨のことを秋霖(しゅうりん)と呼びます。
雨ひとつにとっても名前や表しがあり季節や情緒、情景を感じられて大変興味深いものです。
秋霖(しゅうりん)という音の響きにもこれから迎える厳しい冬の寒さへの感傷の心情が含まれているんじゃないかとの誰かの考えに、なるほどとまた深さを感じました。
秋の雨。秋の寒風。秋の哀愁。
焦がれたり、募ったり、心のどこかをキュンと切なくさせる、ちょっと人肌恋しく情緒的な季節のイメージが秋にはあるなぁと思います。
さて。
ノスタルジックな秋に、これまた異なるノスタルジック感を漂わすのは「レトロスタイル」。
松坂屋上野店にて催される『昭和レトロな世界』。
昭和レトロといえば、そう遠くない過ぎた時代だけれど、懐かしさや、得がたい遠いものへの憧れ、そして自分が在していない時代の生まれでもその空間世界にどこか落ち着く感覚を持つ、といった不思議な想いを引き出す魅力がある。
古き良き変わらぬもの、古きを引き継ぎ新たな感覚と融合させたもの。
ノスタルジックな世界が広がる催しに今回、貴茶も出店させていただきます。
さわやかさと深みがある知覧産煎茶のソフトクリームに和の魅力をふんだんに盛り込んだ限定の[特製日本茶パフェ]や、餡にも餅にも茶葉をたっぷりと濃厚に練りこんだ[餅どら焼き]。当店おすすめの厳選茶葉をご用意してお待ちしております。
『正しく古いものは永遠に新しい』
まさしく。
どこかの国のことわざなんだとか。
参考文献:くらしのこよみ